駐在員にとってベトナムで物件を購入することは、ジレンマに他ならないです。ベトナムに来て、その土地を好み、住み着くことになるのかもしれません。でもどこに住むことになるのでしょうか。一生、借家ですか。もし再度、移住することもないのであれば購入も選択肢の一つとなるでしょう。それは考え込むほど深刻なことではありません。間違えなくタイより容易でありますし、資金を損なう危険性も少ないと思います。
ベトナム財産法の変化
2015年7月ににベトナム政府は規制を変更しました。それにより外国人もいくつかの基準を満たせば、物件を購入することができるようになりました。物件購入者は50年間の賃貸契約を行い、それを売り出すもしくは転売もしくは譲渡することができます。
その新しい法律によると、外国人や外国の企業は営利目的でアパートや住宅の所有権を持つもしくは購入することができます。ただし、一部の地域では外国人が所有することは許されていません。ある区画にあるアパートの最大30%、もしくは250軒の家屋が駐在員に許されています。50年の賃貸権は延長することができると思いますが、時間がたつにつれて変更される可能性もあります。
建物だけで土地を所有できないことが不公平に思えるかもしれませんが、地元の人達にとっても同じです。この国では政府が土地を所有します。その規制が公示されて以来、不動産市場は過熱化して、多くの外国人も参入してきています。ベトナムはすでに力強い経済と中産階級に支えられているのです。
この新しい法律は外国に住むベトナム国籍にも当てはまります。外国に住む420万人のベトナム人と3万人の外国人高所得者にとって、ベトナム不動産は巨大な可能性があります。
ホーチミンの大変化
ホーチミンの近代化は都市開発を推し進めています。ビンホームによる新タワーの建設District 1は新しい未来を予見させます。461メートルあるランドマーク81タワーは東南アジアでもっとも高いビルとなるでしょう。ベトナム経済は年間5-7%以上の割合で急加速で成長しています。2015年には42,000軒あるアパートのうち36,000軒は売れましたと教えてくれたRESS不動産の松本氏。ベトナムは投資にうってつけの場所に思えます。ホーチミンの中で最も高い地域は平米当たり3,000ドルから5,000ドルくらいです。それがバンコクであれば平米当たり9,375ドルに当たります。 ビナキャピタルによれば、利回りが、バンコク、香港、シンガポールより1.5-2.5%高いことになります。