ベトナムで日本語教師として働くには

日本語教師として働き始めた頃に、ベトナムに行くことになり、私はそれ以来この国のことが大好きになってしまいました。避けることのできないその南国的な熱さ!それにとどまることのないバイク渋滞!初めのころこそ、うんざりしていたけれど、やがてそれがこの国を支える屋台骨であることに気づくのです。

私はベトナムで教師として働いていますが、ホーチミンに住んでいます。新鮮な食べ物や屋外にある市場、そこにいる人々を観察することなどが趣味です。私の生徒たちは皆やさしく、面白く、勤勉です。同僚も親切にしてくれます。

私は一年経ったとき、旅を続けるためベトナムから離れることになりました。私は何か国か他の国でも教師をして、日本に帰国することになりました。それでもベトナムでの思い出を忘れることができず、最終的にもう一年ベトナムに日本語教師として滞在することに決めました。私は、再びホーチミンで暮らし始めましたが、都市の様子は一変していました。ワインバー、スーパーマーケットや本屋さんが立ち並んでおり、手ごろな価格でおいしい寿司屋さんなんてそこら中にあります。

もっとも特筆する点としては、日本語教師の募集はたくさん増えて、逆に選ぶのが大変になったということです。それはちょっと前のことにはなりますが、経済はそれ以来もう少し発展しています。そんな状況の中で最適な職を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。

そこでベトナムで日本語教師として働くには、いくつか方法がありますのでそれを共有させていただきます。

なぜベトナムで日本語教師が人気なのでしょうか?

最近ベトナム文部省は国内の学生を優れた日本語能力もって卒業させようという目標を立てました。卒業した学生たちはその能力を使って、盛況な観光業や国中にある国際的な企業で働きだしたのです。

文部省とともに経済成長は子供の日本語教育に熱心な中流階級を生み出しました。すなわち政府から家庭に至るまで、語学習得の波がやってきたのです。 大都市でも小さな町でも様々なレベルで日本語教育が盛んにおこなわれ、語学学校は次々に設立していきました。ベトナムにはこうした流れの中、日本語教育の強い需要が存在します。

教師になれば低価格で住むことも、ある程度の高い給料を望むことも可能です。どこの都市で働くことになったとしても、そこまで大きな国ではないので休日に他の都市に旅行に行くにしても困ることはないでしょう。近年、観光業がものすごい勢いで成長しています。ベトナムは観光客が移動しやすいように整備されることにより、さらに成長していくことでしょう。団体ツアーであろうと個人旅行であろうと、格安ホテルでも高級ホテルでも、ここではあらゆる種類の観光が体験できます。

私の経験から話しますと、ベトナムで日本語教師になって一番よかったのは、一人の教育者として携われたことです。“国際教育の日(通称 先生の日)”には生徒から直接感謝され、贈り物をいただくこともありました。ベトナム人の同僚は親切にしてくれるだけでなく、教育者としてのプライドを示してくれることもあります。

日本語学校も大学も学校の始まる8月や9月に向けて教師を割り当てます。しかし、学期の途中で新たに教師が必要になることもありますので年中、募集に向けて目を光らせておく必要があります。

ベトナムのどこで仕事を探せばよいでしょうか?

キャリアリンクベトナムなどの人材紹介会社への登録から初めてみましょう。ここには様々な求人、それに基づく必要な資格や福利厚生などが掲示されています。もし大学での仕事を探しているのであれば、大学教員の仕事に特化したサイトで探してみるのもいいでしょう。日本語教育を行っている大学のホームページには個別に求人が掲載されていることがあります。

教師として勤めるのであればFacebook groupsも役立つでしょう。少し探してみればたくさんのグループをみつけることができるでしょう。

もし個人指導に興味があるのでしたら、多くの外国人も日本語会話に興味を持っていることを忘れてはいけません。ハノイやホーチミンにはたくさんの外国人が駐在しています。一度、そこを訪れれば国際色豊かなコミュニティがあり、日本語レッスンの告知をすることもできるでしょう。

ベトナムでの日本語教育機関の種類

もっとも需要の多いのが、私立の日本語学校です。インターネットで調べればたくさんの求人があるのがわかります。多くの語学学校は、様々なクラスを提供することにより差別化を図ります。

一般的な日本語を教える一方で、あなたは特定の目的に応じて日本語を教えることができるかどうか求められるでしょう。その場合、日本語の試験準備コース(JLPTなど)が最も人気があります。ビジネス日本語や日本のマナー講座(礼儀作法)も人気があります。(実際、私は技能実習生向けの日本語とマナーを教えたことがあります。)事前に礼儀作法の知識があったかって?もちろんございません。でも、それは私たちにとっての学びの機会でもあります。日本語としての言葉が存在する限り、それを教えるように依頼される場合もあるかもしれません。

ベトナムでは日本語で運営している大学は少ないです。修士課程を持っていることが好ましいですが、日本語教育の経験により(大学卒業資格があれば)採用されることもあります。

若い人を教えた経験があれば、公立学校で教える機会もあることでしょう。

ベトナムで日本語教師として働ける場所

1 大学などの高等機関
2 小学校や中学校
3 幼稚園や保育園
4 日本語学校
5 技能実習生送り出し機関
6 一般企業
7 塾・予備校

ベトナム日本語教師.com

日本語教師としての契約に関して追加事項

高等教育において例外はありますが、通常ベトナムの雇用者が航空券費用や住居費用を賄ってくれることはありません。とはいえ、多くの学校は就労許可を得るための費用は払ってくれます。

教えるために必要となる時間は様々です。フルタイムで働くとなると週に15から25時間くらいになるでしょう。もちろん契約時間以外に、授業計画、評価など管理業務が必要にはなるでしょう。契約前にどれくらい時間外に費やす必要があるか確認した方がよいでしょう。休日の日数なども確認してください。

住宅費用は比較的安いと思います。大都市になれば賃料は高くなりますが、給料も上がるはずです。時給1000円から1500円くらいとして月に10万円から15万円くらいは得られるのではないでしょうか(ほとんどが月給制です)。借金さえなければ、どこへ行ってもよい暮らしができると思います。

ベトナムは長らく辛い日々が続きましたが、とても美しい国です。幸運なことに今は上り調子でありますし、楽観的なムードが国中に漂っています。もしベトナムで日本語教師として働くなら、私がなぜこの国をこんなに好きになったのかわかることでしょう。そしてあなたもきっと好きになるはずです。