ベトナム駐在員の個人所得税を理解する

ベトナムにおける税金の仕組みを理解することは駐在員にとって複雑で理解に苦しむことがあります。それは外国人にとって、給料やその他に関する個人所得税の規定に関する技術的な知識が不足しているからに他なりません。

個人所得税(PIT)とは

「個人所得」とはある一定の期間における給料や投資やその他を含む個人のすべての収入を指す一方で、個人所得税はその給料やその他の収入源の一部をベトナム政府に支払うことを示します。

個人所得税に該当する「個人所得」に関していくつか例を挙げると:給料もしくは毎月の収入、相続、営業販売権収入、不動産売却益、資本移転、資本投資、版権や褒章、支払われた場所に関わらずベトナム内外で得た課税所得を示します。

居住者か非居住者か

外国籍の居住状況により、個人所得税の計算方法は個人の収入状況により根本的に異なります。

外国籍にとって「納税者」とは以下の条件のうちいずれか1つに該当する場合を指します。

• ベトナムに入国してから暦年もしくは連続した12か月間に183日以上の滞在
• 一時/永住権カードにベトナム永住者として登録
• 183日以上の賃貸契約

上記の項目に該当しない場合はベトナムでは納税対象者にはなりません。それでも、他の国で納税者と認められない場合、ベトナムで納税義務が生じる場合もあるので注意が必要です。

課税所得

課税所得とは、対象者がベトナムでの納税者か非納税者かに関わらず、個人所得税の計算に準じるので、それが何を指し示すか理解することが重要です。

納税居住者にとって、課税所得とは所得がどこで払われて受け取られたかに関わらず、世界中の全ての収入が対象となります。非納税居住者にとっては、どこで受け取ったかではなく、ベトナムで行った業務から得た収入全てを指します。すなわち、外国籍の方がベトナムでの契約の元で行った業務について、他の諸外国で利益得た場合、それらはベトナムの個人所得税の対象になります(いくつかの例外を除く)。これはよくある間違えで、プロジェクトやIT業界で働くフリーコンサルタントや専門家の間で、オンラインメディアで話題になります。この記事では政府が税制の中でこの問題をどのように熱心に追行しているのかご紹介します。

個人所得税の計算

月ごとの課税所得とは基本的には月ごとの個人の給料が該当します。そのうち居住者は5%から35%が累進課税として、非居住者は20%が固定で対象となります。

サービス契約

多くの人はベトナムで短期間でサービス契約を行いますが、労働契約ではないので、PITが累進的にかかるわけではありません。代わりに、月間でVND2,000,000を超える支払については課税居住者には10% PITが支払元の企業より差し引かれます。

年末にはこの収入の全てが1年分合計、累進課税としてPITには総合計として対象となりますが、すでに支払われた10%は免除されます。

不足分については確定申告の際に税務局に支払う必要があるでしょう。

ベトナムでのPIT計算は上記の原則に基づいて計算することはできるでしょう。また、支払うべき概算金額をオンラインサイトで調べることもできます。

非課税となる所得

課税所得の定義は広いですが、免税となる事柄もいくつかあります。

• 1年に1回の駐在員の往復航空券代金または外国で働くベトナム国籍の帰省

• 駐在員もしくは外国で働くベトナム人の子供の教育費用(高等教育を除く)

• 業務中の食事(現金での支払いと上限あり)

• ベトナムに赴任する際もしくはベトナム人が外国で働く際の一時手当

• 作業着(現金での支払いと上限あり)

• グループでの福利厚生(個人は対象外)

• 冠婚葬祭費用手当

加えて、以下の所得に関しては対象外です。

• 銀行や証券会社での預金から得た利益

• 保険から得た収入

• 社会保険から支払われる年金

• 直系家族からの資産相続

• 任意保険からの毎月の年金

• カジノで得た収入

課税年度と確定申告

外国籍 はそれぞれの国で基準となる課税年度が対象となります。雇用者は従業員の給料から毎月もしくは四半期ごとにPITを差し引く必要があります。(企業の規模にもよります。)

他の税金に対しては源泉(配当)または事柄に応じた自己申告にて支払が必要になります。

課税年度の最終日から数えて90日前までに、それぞれの個人が確定申告をするかどうかを決めます。

該当する年においてその個人が一人の雇用主から収入を得るのであれば、その雇用主が代わりに確定申告をすることができます。非居住者に関しては、給与所得からPITを確定する必要はないです。

個人で翌年以降の税金還付・控除もしく納税債務を受けるのであれば、課税年度の最終日から90日以内に確定申告をする必要があります。

単純な税金申告もしくは納税義務を負う必要がないのであれば、確定申告は必要ありません。しかしながら、翌年以降に納税義務が複雑になる可能性がありますので、多くの納税者は毎年確定申告をした方がよろしいかと思います。

公的文書と明確化

公的文書は税務署の解釈とをベトナム税法に関してベトナムの納税者に向けた案内を示した書類です。

2019年1月21日にHDTは外国籍の従業員を対象にPITに関する案内を3228/CT-TTHT公的文書を発行しました。 

海外に親会社を持ち、ベトナムで長期にわたりその子会社で働き、ベトナムでは課税退所者となる外国籍の方々に対しては、全世界で得た収入がPITの対象となります。

その子会社はその外国籍の従業員に対するPIT納税に関して責任が生じます。海外の親会社から収入を得る場合は、その従業員は四半期ごとに所定の書面(02/KK-TNCN issued in Circular 92/2015/TT-BTC)にて自己申告する必要があります。

課税居住者としてみなされる場合は、PITに関してそれぞれが確定申告する必要があります。全ての所得がベトナムの子会社から得るのであれば、その子会社が代わりに確定申告することができますが、親会社と子会社の両方から収入を得る場合はPITに関しては自己申告が必要になります。

租税協定

租税協定とは納税者が同じ課税項目に対して、ベトナムと他の諸外国での二重払いを防ぐためのものです。

ある資産勘定の元に行われるベトナムでの税金の軽減は自動では行われません。外国籍の納税者は、二重払いを防ぐためにベトナム税務局に納税日の締め切り15日前までに通知書を提出する必要があります。

納税から3年以内であれば申告することができますが、事後通告として扱われます。

資産勘定は次の目的があります。
• ベトナム以外の居住者に向けた税金の免除もしくは軽減 
• 諸外国で働くベトナム国籍のベトナムにおける税金控除
• 所得および資産に関する脱税から諸外国を守るため

ベトナム駐在員が知っておくべき20のルール

どんな国でも法律や規制はあります。その法律や規制は国の治安を守るためにあるのですが、しばしば解釈に困るものもあります。 ベトナム も例外ではありません。いくつかの法律は他国でも親和性がありますが、解釈に困るものもございます。

詳細をお伝えする前に、一つだけ特筆するべきことは、ベトナム社会は儒教でいう「アジア的な価値」を持ち、その考え方に基づいていくつかの法律も成り立っているということです。欧米人にとって奇妙なことは、アジア人にとっては普通であることもあります。そのことを念頭に置いて、ご案内します。

1. 自己登録?!

駐在員であろうと観光客であろうと、外国籍であれば、移住する際は地元警察に届け出る必要があります。観光客であれば、ホテル/ホステルが通常は代行してくれます(だからパスポートを提示する必要があります)。長期で滞在する駐在員であれば、大家さんが届け出る必要があります。なぜなら、その土地に住んでいることを申告する必要があるからです。

また、トラブルに巻き込まれることを避けるためでもあります。近所で外国人があなたしかいなかったなら、あなたはとても目立つ存在となるでしょう。

2. バイクの二人乗り

これは常識的だと思えるかもしれませんが、道を歩けば、4人の家族全員(それと飼い犬)でバイクに乗っている姿を目撃することでしょう。しかし、これはベトナムでも違法です。ベトナムの法律(と常識)では、バイクに2人以上で乗車するのは違法です。それに、車やバイクを路上で運転するには、他の国と同様に免許が必要です。

3. ファンキーボールには近づくな

亜酸化窒素(N2O)は産業用に取引や生産することが許されていますが、人的使用には許されていません、と水曜日に管轄省庁が発表しました。

政府は亜鉛化窒素の医療目的での禁止や制限をしているわけではありません。また、このガスを必要とする薬や医療に登録が必要ではありません。

亜酸化窒素は神経系に衝撃を与えることにより幸福感をもたらすことができるので、娯楽として用いられることもあります。

しかし過剰摂取は、記憶や睡眠の障害や身体にひりひりした感覚をもたらすことがあります。

現在のところ、亜酸化窒素は貿易工業省によって規制されている化学物質であり、麻酔薬として取り扱いされております。規制を超えた使用や販売は12-2500万ドン(515ドルから1070ドル)の罰金が科せられることがあります。

4. 働くには就業許可が必要です

一般的に信じられていることとはことなるかもしれませんが、観光ビザを用いて、ベトナムで働くのは法律上では違法です。外国籍であれば正式に就業許可を得る必要があり、最長でも2年になります。就業許可は通常、雇用主となる会社によって手配されます。申請するには、学位や会社推薦状、職務履歴や有効な健康診断書が必要です。

5. 開業許可をするには資金が必要です

もちろん全てのビジネスに通じますので、ベトナムでの新規ビジネス開業資金についてだけではありません。ベトナムの法律では、新規ビジネスを立ち上げるための許可を得るには銀行に少なくともUS$30,000の資金が必要になります。

多くの資金を必要としないスタートアップやオンラインショップにとっては大問題です。でも、それがベトナムでのやり方です。もちろん、登録前にビジネスを始めて資金を得てから支払う人もいますが、それも問題です。競合に見つけられて、トラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。

ビジネスを計画しているのであれば、ベトナムの法律に精通している弁護士に問い合わせてみることをお薦めします。もし可能であれば同じ領域でビジネス経験のある社長に話しかけてみてください。 

6. 家を購入することはできますが、土地は購入できません

立地のいいところで家や3階建てのマンションを建てて、ワインを飲んで人生を満喫するなんて夢をみたりしていませんか。ベトナムでは不可能です。

ベトナムの法律では、家を購入することはできますが、土地を購入することはできません。なので、家やマンションを購入することを夢見ることはできますが、土地を購入することはできないので借りないといけません。ベトナムでの土地の賃貸は最大50年になりますが、それ以降も金額が上がることもなく延期することができます。つまり、土地を借りる限り家を所有することはできますが、土地自体を買うことはできません。

7. 超過勤務は違法です

2013年に導入されたベトナム労働基準法によると、正式には週に48時間以上働くことが禁じられています。すなわち1日当たり8時間までで、毎日働かないとすると1日当たり10時間までと決められています。もし今、平日の夜8時に会社のデスクトップでこの記事を読んでいるのであれば違法である可能性が高いです。なので今すぐ家に帰りなさい。

8. 飲酒は18歳以上

ベトナムでははっきりと飲酒は18歳からと規定されています。

9. 使用期間を確認してください

仕事に関して言うと、もし新しい仕事を始めるのであれば、あなたの使用期間が専門職である場合は30日、大学レベルかそれ以上の職務であれば60日、それ以外のケースは6日間を超えることはありません。

あなたは正式な給料の少なくとも85%を得られるでしょう。もしそれが不足していると気づいたなら、やるべきことは一つです。

10. 賭け事は禁じられています

ベトナムでは政府が公認するカジノ以外での賭け事 は禁じられています。この法律を破ると罰金もしくは禁固刑が命ぜられます。公認のカジノへの入場は外国籍であればパスポートが必要になります。その資金をそれほど違法でない他のコトに使うこともできるでしょう。

11. ポルノの持ち込みは禁止です

ポルノの輸入・持ち込みは製造・販売・所持も含めて全て禁止です。この法律がどこまで及ぶのかはあなたの運にかかっていると言えますし、罰金や拘留期間などもそれぞれです。安全に行くのであれば、偽物のDVDを携えて歩き回るのはやめた方がいいでしょう。この法律の背景にあるのは、ポルノは伝統的なベトナムの価値観を妨害するという考え方です。

12. 骨董品の輸出は禁止です

ダナンに行けば、200年前の素晴らしい花瓶を見つけることができるでしょう。でも、それを故郷に持ち帰ることはできないのです。正確に言うと文化省から許可を得るまでは。許可を得ることなく骨董品を輸出するのは違法です。もしどうしても欲しければ、その担当省庁に話をすることと写真を撮って故郷の居間に飾ることです。

13. ベトナムでも違法ドラックはダメです

ベトナムでのドラック の使用はお気楽な風潮があります。近所でマリファナを吸う光景を目撃するのも珍しいことではないと思います。でも馬鹿なことしちゃだめです。ベトナムで違法ドラックは厳しく取り扱われます。

ベトナム刑法では、少量のヘロインを所持していただけで、死刑に科せられることもあり得ます。実際、ドラック売買で死刑や終身刑を科せられている外国人がいます。ベトナム当局は最近ドラック関連の規制に関して立場を強化しています。

14. 売春は違法です

多くの人たちにとってこれは驚きかもしれませんが、ベトナムで売春は違法です。夜中に客引きをする女性をみることがよくありますが–通常は男性の観光客向けですね – ときどきバイクに乗った中年男性がマッサージに行きたいか尋ねてくることもあるかもしれません。全て、違法で罰金が科せられます。

もっといえば、政府は特に未成年の売春を撲滅しようと力を入れています。簡単なことではないですが、少しずつ改善しています。

余談ですが、私はマッサージを勧誘してくるバイクドライバーには「私はゲイです」と言ってあしらうことにしています。

15. 妊娠休暇の権利

もし妊娠したら、最大6か月の妊娠休暇の権利があり、うち2か月は義務です。その期間は100%の給料を得ることができます。もし1人以上子供を同時に産むなら、1人につき1か月追加で休暇を取ることができます。

四つ子を産むことになったとしたら、1年は休暇が取れますね。

16. ドラック、兵器、中古車パーツ?も禁止です

国に持ち込むときに 禁止されているアイテム リストです。ポルノや薬物は言うまでもなく、いくつか他にも珍しいものがあります。

例えば、爆弾、弾薬、爆発物、軍事用品、反抗的かつ下劣な文化的な製品(ビール会社のロゴが描かれたTシャツを含む);花火;中古の消費財;中古の電化製品;環境破壊をする物;中古部品;使い捨て部品; 申告なしでの5000USドル以上の現金;子供の人間性・教育・社会ちづじょ・安全・平和に有害なおもちゃ。

しかし、持ち込みが許可されているものもあります。たばこは400本まで、葉巻は100本まで、たばこ葉は500グラムまで、お酒は22パーセント以上であれば1.5リットル、22パーセント以下であれば2リットルまで、なので悪くはないと思います。

17. 撮影は気を付けて

写真好きの方(もしくは写真を撮る方)は気を付けてください。軍事施設の写真もしくはその近くの写真を撮ることは禁止されています。カメラを没収されたり、職務質問をされたりするかもしれません。そもそもなぜ軍事施設の写真をとる必要があるのでしょうか。

もう一つすべきでないことはデモの様子を撮ることです。もし反政府主義のデモの写真を撮りに行くのであれば、自らトラブルに巻き込まれにいくようなものです。特に外国人であれば、強制送還させられることもあるでしょう。なのでデモの写真は撮らないようにしましょう。 

18. 出国する際に持ち出してはいけません

入国の際に持ち込めない物は理解できたと思いますが、出国の際に持ち出しできない物もあります。爆弾、弾薬、爆発物、軍事用品、骨董品、薬、毒薬、木、丸太、木材、全ての木材、腐敗物、野生または貴重な動物や植物、申告なしでの5000USドル以上の現金。

19. 法的に結婚できるのは…

男性は20歳で女性は18歳です。念のため。

20. 国境にはなるべく居座るな

さきほども触れたように軍事施設の近くにいることは許されない。これは国境近くでも同じです。もし国境近くの村や地区を訪れるなら、地元の警察に許可を得た方がいいです。また、写真付きのIDを携帯していることを確認してください。これは提案ではなく法律です。

これでベトナムで知っておくべき20の法律は完璧です。

ベトナムにおける個人所得税

ベトナムで働く外国人にとって、個人所得税personal income tax (PIT)の適用を受けるということは、いくつもの規定を解釈することから始まる。すなわち、外国人はその適用範囲と節税の可能性を正確に見積もらないといけない。

ベトナム国内の税金に関する専門家に相談することは、個人個人の課税額を把握するのには役立つかもしれません。一方で、雇用主はよりよい条件で給料を提示できる可能性もあります。ベトナムにおける個人所得税の原則をご案内させていただいたうえで、所得税における免税や扶養家族の減税についてご説明させていただきます。(従業員としての報酬はPITの対象外です。)

在留資格と所得税債務

ベトナムの個人所得税法Law on Personal Income Tax は、所得を減税、税率とそれに関する例外に関して10種類にわけます。

税務上の居住者とは、ベトナムに入国してから暦年もしくは連続した12か月間に183日以上の滞在者を示します。

居住者は世界中で得た雇用所得から(支払われたかどうかに関わらず)累進税率で5パーセントから最大35パーセントの税金を払う必要があります。非居住者はベトナムでの所得のうち20パーセントの固定税率で支払いを行います。

一般的に、ベトナムでの毎月の給料には額面収入と必須となる社会保障が全て含まれています。所得税は社会保障費を除いたうえで、計算しないといけません。企業は従業員のために、前年の収入を基に年初に、所得税の最終報告を行います。

非課税所得

ベトナム税務局はPITから免除できるいくつかの所得に関して記述しています。

  • 1つの住宅または土地の所有者が移転に伴い得た収入
  • 銀行預金や生命保険から得た利益
  • 海外送金、退職金、奨学金
  • 慈善基金または保険金
  • 夜勤手当または残業手当
  • 政府または非政府の海外慈善団体から適切な組織の承認を得て人道的な目的で得た手当

納税者は課税収入から毎月US$388 (VND9,000,000)または毎年US$4,700 (VND108,000,000)控除することができます。毎月収入があるかどうかにかかわらず1年間の合計額は同じになります。

免税

ベトナムにおいて、外国人は雇用報酬として一部免税を受けることができます。免税に該当するのは以下の通りです:

  • 外国人としてベトナムに赴任する際の一時手当
  • 年一回一時帰国する際に雇用主から支払われる往復航空券代金
  • ベトナムにおいて雇用主によって支払われる駐在員の子供が通う一般教育費用および学費

加えて、ある条件を満たせば非課税として扱われます。

  • 課税対象となる全収入の15%を超える住宅費用(雇用主から支払われる住宅費用は除く)
  • 従業員に支払うための通勤費用
  • 社命もしくは従業員の仕事に関わるトレーニング費用
  • 雇用主が従業員に用意した場合の食事代金
  • ある程度の規則の範囲であれば、電話代金、文具、日当、作業着等を含む推定支出は、税金の対象にはなりません。

扶養家族に関する減税

それぞれの扶養家族に関する減税範囲は月間US$155 (VND 3,600,000)と定められています。扶養家族は18歳未満の子供もしくは18歳以上で月間US$21 (VND 500,000) 未満の収入の子供が対象となります。加えて、配偶者もしくは納税者の親で働いていないもしくは収入の少ない方も対象となります。

それぞれの扶養家族につき一人が申請できます。扶養手当は自動では付与されませんので、納税者は対象となる扶養家族を登録して、税務局に書類を提出する必要があります。

納税

従業員のために外資系企業Foreign invested enterprises (FIEs) は前年の収入を基に年初に、所得税の最終報告を行う必要があります。

もし従業員が複数の収入減をもち、自ら申告を行う場合、企業は要望に応じて税金控除を発行できます。駐在員のベトナムでの労働契約が年末になる前に失効してしまう場合は、帰国前に確定申告が必要になります。

納税者は現金または口座振替のいずれかの方法で税務署に支払います。納税者は役所からのバウチャーを受け取ることにより、直接現金で税務署に支払うことができます。もしくは税務署の銀行口座に直接送金することもできます。税金の支払期限は確定申告の期限と同じ年末から数えて90日前までになります。

課税所得の振替

課税所得を外貨で受け取る場合、収入を得た日時でのベトナム国家銀行が発行する銀行間取引外貨為替レートにおけるベトナムドンを適用します。

ベトナムで外国人はなぜ地元の人達より稼がなくてはいけないのか。

ここでは賃金格差とその背景となる理由について説明します。

ベトナムでは事実として、給料の話になることがあります。他の人が生活費にどれくらい使っているかは知りませんが、どれくらい稼いで、会社から休暇を与えられているかは知っています。

ときにはあなたが何をしているかよりもどんな人であるかが重要で、給料は同じ仕事をしていたとしてもどんな資質を持っているかで2倍も変わることがあります。

しかし、同じことがベトナム人と駐在員との給与体系の違いに当てはまるわけではありません。実際、特定の産業において高給となる仕事は外国籍に与えられるうえに、ベトナム人と同じような仕事をしてより高い給料を得ている外国人もいます。従業員にとっては疑問に思えることでしょう。

国際問題?

昨年、ESRCによる調査がガーディアン紙で発表されました。それによると発展途上国における人道支援や開発援助に関わる国際スタッフの給料はそれに関わる教育や研修なども含めると地元の人達と比べて合計では4倍以上もするということです。

同様に、ECA International(Employment Conditions Abroad)によって最近発行された年次調査によると、シンガポールにおける駐在費用は、アジア諸国でもっとも高く、通常の給料に加えて、税金や住居、インターナショナルスクール、施設、車なども含めると1年間でS$316,600 ($235,425)もかかるといいます。世界銀行の調べでは、シンガポールの平均年収は$51,880なので4.5倍近くかかるということになります。

しかし、ベトナムにおける実例に関しては、あまり知られていないように思えます。

おそらく現在まで、賃金格差は問題として取り扱われてこなかったからかもしれません。

今年の初めにオックスファムは、性別、民族、地域など、ベトナムにおけるあらゆる不平等を記載した調査を発表しました。しかし、そこにも駐在員と地元民の収入格差を示すデータはありませんでした。

2016年に発行されたHSBCの駐在員に関する調査が、ベトナムにおける給料に関して調べた数少ない資料のうちの一つですが、駐在員と地元民との給料格差に関して批判的に焦点が当てられているとはいえません。実際、HSBCは駐在員に優しい国として、東南アジアの中でシンガポールの次にベトナムを世界で19番目として挙げています。

HSBCの調べによると、ベトナムの駐在員は平均年収が$103,000 となり、昨年世界銀行の調べにより$2,200であったベトナム人の平均年収の50倍にもなります。今年1月に、ベトナムの労務相は、ベトナムの駐在員が2004年から6倍の12,600 人から 80,000人以上に増えていると発表しています。

これらのことを考慮すると、一般的に東南アジア、特にベトナムが、駐在員が出世していくための場所であり、地元民と外国人との格差は広がっていくように思えます。南国での6倍の給料って誰の経費なのでしょうか。

その差はどのように機能しているのか。

ベトナムにおける外国人とベトナム人の給料や雇用の格差は教区業界で最も顕著です。

ベトナムにおける急激な経済成長を顧みて、留学をするベトナム人も増えてきましたが、ホーチミンやサイゴンのような大都市では何千もの英語語学学校が若者の需要に対応するために、ここ10年の間に軒並み増えています。ハノイのNGOで働いている26歳のスコットランド人、ブリクサがベトナムで得た最初の2つの仕事は語学学校で働く英語教師でした。彼のインターンシップとしての給料は、ビザや住居、旅費などもすべて含めて月収600万ドン($264)でした。のちに月収1000万ドン($440)まで昇給しました。

そのときまでに彼は教師として正社員の職を得た際は、6か月目にして40分の授業で$28、月収にして3000万ドン($1,319)を得るようになりました。

ゴク・トランは、ブリクサと同じ語学学校で補助教師として2年間働いています。彼女の給料は1クラスで53,500ドン ($2.35) であり、外国人教師の12分の1です。ゴクの日々の仕事は、管理、出席確認、評価、外国教師や生徒の補助、急に授業を頼まれることもあります。彼女は月収で500万ドン ($219)ほど稼いではいますが、それでもブリクサのインターンをしていた頃よりも少ないです。

ブリクサは次のように言います。「外国教師はベトナム教師に面倒くさい仕事ばっかりさせます。教室の管理であったり、採点であったり。時には1週間で60クラスの採点をしなくてはいけません。一方で、外国人教師は授業中に仕事をするだけです。」

しかし、給料の違いは教育業界だけではありません。実際は、技術職から開発、経営層やコンサルタントにも及びます。

アン・トランは、情報サービスに属する外資系企業のSGHアジア社で人事マネージャーとして働いています。彼女によると外資系企業でも給料格差は一般的であると言います。

これに加えて、駐在員であれば雇用時に与えられる住宅費用、航空券、国内旅行、保険、インターナショナルスクールの学費などの福利厚生があります。

アンは「ときどき効率のことを考えると不平等に思えます。だってベトナム人でも外国人でも同じことでも駐在員であれば多くの給料をもらえます。」と言います。「私のように人事にいれば、誰でもわかっていることですが、私たちにできることは何もありません。」

扱いの違いは採用時から始まっています。ベトナムで人材が不足していなかったとしても外国人であればある程度の仕事をみつけることができます。

ハノイの転職フォーラムに行けば、英語が母国語となる外国人を対象に月収$1,000 から $2,000くらいでたくさんの広告をみつけることができます。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどが含まれます。

ゴクによれば、母国語話者であれば、通常は教授方法についての大学学位が必要だと思われるが、外国人教師はオンラインで得られるTEFL (外国語として英語教授) または TESOL (外国語話者に対する英語教授)の資格を得ればできます。

ブリクサの多くの友達は、ベトナムに住む外国人教師ですが、教育に関する資格や経験はありません。

原因は政治関係やそれ以上の事柄を含みます。

ベトナム人の経営者ですらベトナム人より外国籍の方に多くの給料を払っている理由がわかりません。ある産業では、需要と供給の関係に基づいているかもしれません。例えば、教育業界であれば、親が子に、アジア人の英語話者よりも白人に英語を習わせたい、という現実的な需要があるとブリクサは言います。

一方で、技術職であれば、アンは信用の問題だと言います。彼女の会社はドイツからの100%の資本であるので、ドイツ語話者がより信用される傾向があります。

「技術面において、海外とのやり取りを必要とする駐在員の職務があります。駐在員は一定のコミュニケーションルールの元で働くので、貴重だといえます。」とアンは付け加えました。「しかし、外国人であればより信用できるし、技術があると思われる節が特に営業職ではあります。世界で共通の人種問題であると言えます。」

高給取りが成り立つ一方で、他国に仕事のために移り住む際には「生贄」となる人もいます。そのような差別は、時に暗黙の了解にも思えます。

通常であれば、両者は同じ国に住んでいるというのに、外国人の専門職は出身国との比較の中で給料は支払われる一方で、ベトナム人はベトナムの給料体系の中で支払われます。争いはそこから生まれるのです。 

とはいえ、その違いに気づいているベトナム人は、その問題に対して忠告すると職を失う恐れがあるので、通常は何も言いません。

「ベトナム人の先生は給料の違いに気づいていることは間違えありませんが、私に対して直接不満を聞いたことがありません。」とブリクサは言います。

彼自身がベトナム人の主任と差別的な扱いについて抗議したことはありますが、誰もそうしようとする人はいません。「ベトナム人の先生に支援してくれる労働団体などはいません。」

「でもベトナム人より外国人の方が理解があるというのは非常に心地が悪いです。」とブリクサは加えました。

給料の違いは両者から検討しないといけません。主張、困惑、縮小、指摘などなどされたとしても、雇用主や社会からの批判的な反応がない限り、給料格差に関する溝は埋まりません。

ベトナムにおける給料格差の問題はあまり取り扱われていませんが、いまだに公共の場面でも私的な場面でも確かに存在します。なぜそんなに違った扱いが生じるのでしょうか。ある人は国籍だけで他の人よりも特権を持るのはどうしてでしょうか。

おそらく再度、話し合われるべきでしょう。

ベトナム人を好きになる11の理由

40年以上たった今も世界中の多くの人がベトナムと聞いて戦争を思い起こす でしょう。しかしベトナム人の共通した感情は独立のために戦ったことを誇りに思う一方で、平和への願いが一段と強いです。この永遠の楽観主義が、ベトナム人が私たちに魅了する理由の一つです。あと11の理由があります。

昼寝好き

専門家は2時間ランチを取って隠しますが、労働者はハンモックを持ってきて木陰に寝転んだり、陰になっているところで寝ころびます。ベトナム人は昼寝が大好きです。外は暑すぎますし、大雨が降ることもありますが、ただ忘れて寝ころぶだけです。

許します

外国人が間違ってしまったら、ベトナム人は許してくれるでしょう。玄関で靴を脱ぎ忘れても、飛びかかってくることはありません。名前を呼び間違えても問題ないでしょう。バイクで間違って曲がってはねてしまっても、けんかを仕掛けてくる人はいません。ベトナムで小さなことはいつも許容されます。

年長者を敬います

ベトナムで家族の絆はものすごく強いです。彼らは家族に関して、経験が敬われるという儒教的な価値観を持ちます。ベトナムは比較的新しい国ではありますが、若者はよい作法と謙遜を特に年長者に対して大切にします。ベトナムは近代化によりものすごい勢いで変化をしていますが、社会において家族は重要な役割を果たしています。子供が親に反抗する様子を見ることはないでしょう。

起業家精神

ベトナムは勤勉な国です。たくさんの仕事を掛け持ちで、長時間働く人もいます。一時はたくさんのことが起こりましたが、みんなや家族によりよい未来があるように働いています。ベトナム人は2016年に110,000の新規ビジネス を立ち上げました。多くの変化と可能性があることでしょう。

おもてなし

観光客が食事をとるために自宅や職場に招かれることは珍しいことではありません。とき、ベトナムではたくさんのおいしい食事を食べて、外でお祝いをします。そしてパーティーは夜まで続きます。日常生活でもたくさんの無欲な人々に出くわすでしょう。人々は独自の方法で外国人にベトナムの良い印象を与えてくれるでしょう。

恋愛を好みます

しばらくベトナム音楽を聴くと、なんで悲しい音楽が多いのか気になることでしょう。国中の歌手たちが、別れや報われない恋を終わりなく歌い続けているように思えます。ベトナム人は恋愛の歌が好きです。相手がいるときでさえ、喜怒哀楽にとんだ反応をします。ベトナム人が恋愛より好きなことは子供です。

教育

ベトナム人は教育熱心です。教育が次の世代に向けた投資だと考えられています。未来の財産は昨日の勤勉から訪れると言われています。学生にどれくらい勉強に時間を費やしているか聞くときっと驚くことでしょう。過熱しすぎなところもありますが、有名大学に行くために努力していることは立派な事です。入学をすれば、彼らは優秀な成績をおさめるためより一生懸命勉強することでしょう。

野心

ベトナムは競争社会です。求人市場はとても競争が激しく、あらゆる産業ももちろんです。ベトナムでは頻繁にビジネスが立ち上げられたり閉められたりします。たくさんの機会がありますが、それをモノにするには大変な努力が必要です。ベトナム人は成功するため野心を燃やしています。

料理上手

ベトナム料理がおいしいことは間違えありません。ベトナムに旅行したり移住したりする際の一番の喜びが、一度も試したことのない新しい食事に出会うことでしょう。ベトナム料理はたくさんの種類があります。料理人は伝統的な料理に加えて、常に新しい料理をつくろうとします。ベトナムにおけるあらゆる食事がベトナムを好きになる理由でもあります。

おいしいコーヒー

輸出量で言えば、ベトナムは世界で2番目のコーヒー産出国です。地理的に言えば小さな国ですので、それはものすごいことです。ベトナム中部にある山間部の亜熱帯気候はロブスター種のコーヒー豆を栽培するにはうってつけです。ベトナムコーヒーを試した人はその虜になることでしょう。多くの人にとってベトナムを離れることは、カフェイン離脱症状になるということです。

ベトナムに移住すべき理由

海外移住をするということは世界を知り、新しい生活を満喫する絶好のチャンスです。近年、海外移住することは、決して珍しいことではございません。しかし、世界は広いです。新生活を始めるなら、候補となるところはたくさんあります。あなたが海外移住して新生活を始めるとするとベトナムがその候補となりえますか?今から、そうすべき理由をご案内します。実際、駐在員として滞在する以外でも候補となり得る理由がたくさんあります。

私は首都であるハノイと大都市であるホーチミンに滞在していたことがあります。駐在員の多くはその2都市に滞在していますが、それ以外にも考慮すべきたくさんの都市や町があります。ここではベトナムで移住する際にかかる費用に注目してお話ししましょう。

滞在費用

ベトナム滞在費用は世界中から訪れる駐在員にとって魅力的です。多くの駐在員はベトナムがそれほど安い訳ではないと言いますが、私は滞在費用はやり方によっていくらでも下げられると考えます。 アパートを探す にしても $230から$1000までどのような生活スタイルを送るかにより選び放題です。予算が限られているなら、必要な家具などを売買している人たちにコンタクトしてみましょう。

ベトナムでの食費も安く抑えることができます。屋台で食べるなら1.25ドルでレストランで食べても4ドルくらいでしょう。移動費用も格安です。バイクを買うなら300ドルだし、バスで移動するなら1ドルもかかりません。Grab (Uberのようなツール)は広く使われています。自転車もよく使われます。

ベトナムで格安移動手段についてはこちらで詳細が載っていますが、移住する前にどのように費用を抑えるべきか検討できるでしょう。

ベトナム料理

あなたの住んでいるところにもベトナム料理屋が何軒かあると思いますが、おそらくあなたもそこのレストランが大好きだと思います。私のカナダ人の友達もカナダのベトナム料理屋がどれだけ素晴らしいか熱く語ってくれましたが、私も彼女に本場のベトナム料理が、いかに本場で新鮮で安いかを伝えたことがあります。

ベトナム人はその料理にプライドを持っています。おいしいことはもちろんですが、私が今まで食べた料理の中ではもっとも健康的な料理であると思います。ベトナムの北から南まで新しい感覚の味覚をもたらしてくれる一方で、お財布にも優しいです。これだけでもベトナムに移住する価値があると言えます。

気候

私がベトナムで感動したことの一つに北部、中部、南部と異なる気候が挙げられます。ハノイに住んでいた頃、誰も寒い冬が訪れることを教えてくれませんでした。そこは「東南アジア」なんだから冬用のコートなんて必要ないと高を括っていましたが、それはとんでもない間違えでした。12月の終わりから1月の終わりくらいまでにかけて、ハノイ周辺の北部は4度くらいまで気温が下がります。それ以外の季節は年中湿気のある暑い季節が続きます。

寒いところが苦手であれば、中部や南部で生活できます、雨や湿気が気にならないならその地域がよいでしょう。

言語

ベトナム語は難しい言語であることは間違いないです。しかし、ベトナムは10年前くらいからとてつもない数の英語教師を雇いはじめ、国中でマッシュルームのごとくものすごい数の語学学校が立ち並び始めた結果、ベトナムの多くの若者は英語を話せます。それがベトナムをおすすめする理由でもありますが、それでも基本的なベトナム語を学んだ方が日常生活を送るには役に立つことでしょう。

ベトナムの仕事

ベトナムでは様々な英語教師が滞在しています。 ベトナムの日本語教師 の需要はうなぎ上りであり、伸び続けています。正しく申請をすることさえできれば、英語教師の職に就くことはそれほど難しいことではありません。一方で、英語を教えることが全てであるとは思いません。駐在員になることの一つの手段ではありますが、その他にもサービス業、IT,金融、技術職など外国人に開かれたたくさんの仕事があります。

ベトナムのインターネット事情

もし遠隔で仕事をするのであれば、インターネットが間違いなく重要な役割を担います。もう一つベトナムで驚くべきことは、ベトナムにはすごい速さのインターネット設備が備わっていることです。私が現在住んでいるシェアアパートでも35メガありますのでとっても便利です。携帯でインターネットにアクセスするのももちろん簡単、格安で素早いです。

ベトナムでの国内旅行

私がベトナムに移住した主な理由としてはすばらしい旅行であり、それは間違えていなかったと思います。ベトナムの地形は完璧です。リゾートにはうってつけの海岸沿いにある一方で、反対側には山登りに森林、野生動物や秘宝散策なども楽しめます。ベトナムではバス、電車、飛行機やバイクなどで国中を容易に散策できるので、 ベトナムの交通機関 は便利できます。それに バックパーカーするにしても格安で旅行できます。  ベトナムのホステルを閲覧してみてください。

ベトナムビザ

ベトナム移住でもう一つ忘れてはならないのは、容易にビザを得られることです。 仕事に就いていなくても商用ビザから始められますが、のちに就労ビザに切り替えることもできます。商用ビザを得ていれば、アパートを借りたり、仕事を見つけたり、子供の学校を探すこともできるでしょう。もし最低1年の商用ビザを得ることができなかったとしても、ベトナムが好きかどうかを見定めるために観光ビザを得るという方法もあります。でも、観光ビザではアパートを借りたり、仕事に就いたりすることは違法になります。ベトナムビザ申請方法を確認してみてください。

ベトナム流おもてなし

おそらくベトナム人は、私が今まで出会った中でもっとも親切な国民の一つです。私はベトナム北部にいたとき、地元の家族が1か月間、部屋を提供してくれ、生活を共にしていました。地元の人たちはあなたを喜んで助けてくれますし、英語で話しかかけてくれます。近所の人たちにご飯をごちそうになったり、何か必要な時には助けてくれるでしょう。彼らは微笑みかけてくれたり、挨拶をしてくれたり、時には言語の壁があったとしてもお話しすることもあるでしょう。

ベトナムの駐在員コミュニティー

ベトナムの駐在員コミュニティーは大規模であり、とても役立ちます。私がホーチミンに引っ越した時に駐在員コミュニティーは友達のネットワークを形成したり、日々疑問に思うことや国で起こることを解決したりするところでした。

ハノイもホーチミンも大規模なコニュニティーがありますが、ホアヒンやダナンのような小さな町でもそうしたコミュニティーは必ずあります。

ベトナムでの医療

近年、ベトナムの駐在員が増えるにつれて、ベトナムでの医療はものすごく改善されてきました。国際的な医療関連の会社はベトナムでもビジネスを始め、トップクラスのサービスを提供しています。

この国にいる多くの医者たちは西洋で学び、実習をしてきています。多くの国際医療機関が、様々な言語で駐在員にも地元の人々にもサービスを提供しています。

比較的価格の安いところから豪華なところまで、様々な種類の病院が国中にあります。

渡航先を選ぶときに容易なビザから滞在費まで含めて必須条件だと思いますが、私は個人的にベトナムこそが駐在員にとって天国だと言える思います。逆に私はベトナムに移住しない理由が見当たりません。完璧な国であると言い切れないというのはわかりますが、駐在員にとってベトナムが他の国にはな素晴らしい国であることは間違いありません。